
吾輩はフリーランス猫である。仕事はまだ、それほどない。
この社会を自由に生きられる方法を拾い集めている真っ最中である。
痺れる本に出会いました!
その名も「バイトやめる学校」、著者は山下陽光さん。
ネットで新作を出すたび30分で完売するリメイクファッションブランド「途中でやめる」の山下陽光。
バイトやめる学校 Amazon販売ページより引用
高円寺の貧乏人反乱集団「素人の乱」に参画後、長崎、福岡に移住、服を作りながら「バイトやめる学校」を日本全国 各地で開催、一歩踏み出せない人の背中を押し続けています。
本書は「資本主義が得意じゃない人」が楽しく生きていくための、独創的かつ実用的な「バイトやめる学校」のテキストです。
この本をおすすめしたい方
✔ 今の世の中、働き方に疑問を抱いている人
✔ 好きなことはあるけど、稼ぎ方がわからない人
✔ そもそもやりたいことがわからない人
✔ 楽しく生きていきたい人
✔ バイトをやめたいけどその後どうすべきかわからない人
✔ 悩んでばかりでなかなか動けない人
「バイトやめる学校」ってどんな本?
景気がめちゃくちゃ悪くて、世の中で起きることのほぼ全て悪い方向に向かっている。そんな中で好きなことで暮らしていくのは難しい。
『バイトやめる学校』-裏表紙より引用
やりたくない仕事をしてはたらきまくって、たまの休みに好きなことをやって金を使いまくるのはあまりにも効率が悪すぎる。
心配すんな。
「バイトやめる学校」では、何をどうやれば自分で自活して暮らしていけるのかという理論を実践をギャンギャン紹介していきます。
生きていくためにはお金が必要ですよね。
やりたくはないけど、いやいやながら会社やバイトに毎日行って働いて…
安い賃金を受け取って、少ない休みの日に好きなコトをちょこっとする。
そしてまたいやいやながらに仕事へ行く。
そんな毎日を送っている人、多いのではないでしょうか。
私もかつてはそうだったな〜て思います。
この本は、嫌な仕事、嫌なバイトはやめて、自分が本当に好きなことや得意なことをして生きていくための指南書、だと思います。
✔著者の山下さんがこれまでに実践してきたこと
✔それぞれの悩みを抱えた人へのアドバイス
✔アドバイスを受けた相談者のその後の行動・状況
について詳しく書かれています。
語りかけてくれるような読みやすい文章、実際に山下さんから直接話を聞いている風な文体なので数時間ですっと読めました^^
読書が苦手、ビジネス書は苦手、という方もこの本だったら楽しく読み進められるのではないかと思います。
著者のアパレルブランド『途中でやめる』
山下さんのアパレルブランド、「途中でやめる」
めっちゃかわいいんです!!
いつも気になる新作がたくさんあるのですが…
販売WEBページを見る頃にはいつも売り切れている…:D
元でんぱ組の夢眠ねむさんも途中でやめるを絶賛しています。
夢眠ねむさんが運営している「夢眠書店」でも商品が扱われたり、山下さんとのコラボイベントがときどき開催されているよう。
途中でやめるの服はすごく持つ。一番長いので、7年前の着てる。ずーっと着れる。
— 夢眠ねむ (@yumeminemu) August 18, 2013
ネメスとヴィトンと
— 山下陽光 (@ccttaa) May 19, 2015
途中でやめると小泉今日子 http://t.co/dJSrgLpYd4 pic.twitter.com/ipT31Baasa
キョンキョンこと小泉今日子さんも「途中でやめる」の服着てる〜!
著書の中で、山下さんがどのように洋服を作って販売しているのか、洋服一着あたりの原価や手数料の内訳もくわしく公開されています。
アパレルの仕事に興味がある方は特に読むべき!
著書で共感したポイント
自分の好きなことや興味のあることを仕事にしていく方法として、著者の山下さんは下記のように述べています。
やりたいことが見つからないという人は、自分が好きなことをいくつかあげてみてください。現代社会では、好きなことにお金を使う場合がほとんどなので、商売にしていけることがないか、手がかりにするわけです。
『バイトやめる学校』-P16より引用
そしたら、好きなことで不便に思っていることを探してみましょう。
「人はめっちゃ嫌がるけど、自分はそんなに嫌じゃないよ」っていうものがあったら、大事にしてください。
『バイトやめる学校』-P26、27より引用
(中略)
ちょっと人が喜んでくれること、社会から需要があることをやる。
自分が以前書いたブログ記事の考え方に似ててとてもうれしく思いました。
改めて、自分の好きなことや得意なこと、求められることを考えていきたいなと思いました。
著者でびっくりしたポイント

あ〜、そうだよね!私もそう思う!
と共感する点がたくさんあったのですが…

そんな考え方もあるのか!
とびっくりしたポイントもありました。
お金がないことが普通になってしまった今、いちばんクリエイティブなことは値段を下げまくることだと僕は考えているんです。
「バイトやめる学校」-P51
月に200万円売上が出せれば40万円の利益になる。僕は5万円ぐらい儲けがあればいい。
いかに自分が利益を得るかってことをみんなまず考えますよね。高く売って安く払いたい。
『バイトやめる学校』-P59
(中略)
僕は時給1500円にもなっていません。
なぜそれでいいと思っているのか。
それは経費のなかでも切り詰めていくのが人件費ですけど、手伝ってくれる人に高く払うのが楽しいからなんです。
なるべく自分たちの利益をださずにギリギリで生きていこうとするスタイルにびっくりしました。
自分が利益を得るよりも、手伝ってくれる人に高く払うのが楽しい…
そのような考えを持つ人が周りにいないので衝撃でした。
普通お金や売上、資産を増やすかとか、好きなことしていっぱい稼ぐとか…そんなんが多いじゃないですか。
山下さん、正直めっちゃ儲けているかと思っていました^^;
山下さんの洋服、インスタに新作のお知らせが来て、販売サイトを見にいくとすぐに売りきれてますしw
「途中でやめる」は夫婦で月収20万円を超えないようにしてて、もしそれ以上の収入になりそうだったら経費に突っ込みまくっています。
(中略)
いつも死ぬほど忙しいので、実の親まで僕が大儲けしていると思ってやがったんですよ。いっとくけど、儲けてないからね。
「バイトやめる学校」P59
↑この文を見るまで知らなかった!
こんな風に資本主義をとらえたり、働き方や人生を楽しく自分視点で生ける術を持っている山下さんすごいなあ、うらやましいなァと感じました。
フリーランス猫だったらどう働くか?
私は大学生のころ、アルバイトを好きなこと×需要のあることで探しました。
好きなことは本や音楽、得意なことは初対面の人とでもすぐに打ち解けられる、という自覚がありました。
なので…
(好きなこと:本や音楽)×(得意なこと:初対面の人と話すこと)
=本とCDを取り扱っているお店の接客
をしていました。
おかげで大学4年間ずっと楽しくこの仕事をすることができました。
大好きな本やCDと関われて、お店のことも大好きだったので、積極的にお客さんとコミュニケーションをとったり、本やCDのコーナーづくり、POPも率先して作っていました。
「好き」「得意」を自覚して仕事にするって、やっぱり楽しいです。
お店側は私に接客を求めていたと思いますが、私は接客も好きだったのでWinWinだったなあと。
大学時代のアルバイトはずっとストレスフリーだったと、今思い返しても感じます。
社会人になって、自活していくためにおこなったことは
・雑誌(好きなこと)×取材執筆(需要のあること)
=雑誌編集
・五島列島(好きなこと)×情報発信(需要のあること)
=五島列島のSNS、ブログ運用
・地域(好きなこと)×企画(需要のあること)
=地域のモニターツアー運営
・コーヒー(好きなこと)×接客(需要のあること)
=移動カフェ事業
などが挙げられます(*^^*)
これからはブログをいかした自活の方法をたくさん見つけていきたいです。
まとめ
いかがだったでしょうか?
嫌なバイトをやめて、「本当にやりたい仕事」を見つける、そして自活していくことができたら…
あなたの人生が更に楽しく幸せで豊かになるはず!
私もがんばります!
山下さん、素敵な著書ありがとうございました(*^^*)

それではまたナァ〜❣