
吾輩はフリーランス猫である。仕事はまだ、それほどない。この社会を自由に生きられる方法を拾い集めている真っ最中である。
こんにちナァ! フリーランス猫です。
誰かと自分を比べて生きていくことほど、つらいことってないですよね。生まれた環境も、受けてきた教育も、容姿も何もかも違う誰かと自分。
その比較に、いったい何の意味があるのでしょうか。比較の呪縛から解放されて、もっとのびのび人生を生きてみませんか? 今日はそんなお話をさせていただきます。

もちろん、同じ分野(フィールド)の中で良きライバルを見つけ、互いに切磋琢磨しながら成長し合うこともあると思います。
でもそれは正確には、比べ合いではなく、高め合いです。
ライバルに対する間違った考え方を持つ人がいます。それが「相手を蹴落としてでも…」という思考です。
これは「比較の中だけで勝てば良い」という発想になります。自分自身が成長していなくても、相手がミスをしてくれたらそれで満足という考えに行き着くのです。
他人との比較は人生を息苦しくするだけ。あなたが劣っていればあなた自身が、あなたが勝っていれば相手がつらい思いをしてしまいます。
だからこそ、比較をやめると人生がとってもラクになるのです! では、その理由を解説していきます。
人間関係の悩みは比較の悩み
人間関係の悩みを抱えている人、多いですよね。家族、友人、恋人、同僚、上司、部下…どこかの誰かとうまくいかない。
そんな悩みが、あなたの肩にズシンと乗っかっているかもしれません。

ぜひ一度、その人間関係の悩みに真正面から向き合ってみてください。そして、自分の心の中にどんな言葉が浮かんでくるかを試してみてほしいのです。
心の中で思うことですから、かっこうつける必要はありません。どんな罵詈雑言でも素直に自分の言葉としてピックアップしてみましょう。
「なぜあいつだけ、評価されるのだろう」
「どうしてあの人だけ、かわいがられるのだろう」
「私の方が一生懸命やっているのに」
「なぜ私だけいつも怒られるのだろう」
いかがですか? ほとんどが比較に関することではないでしょうか。
上記の中の4番目。たとえばパワハラ上司との関係で悩みを抱えていたとします。これは一見、比較の悩みではないように感じますよね。
しかし、おそらくそのパワハラ上司が、職場の全員に対して同じ態度を取っていれば、そんなに大きな悩みにはならないはずです。被害を受けている者全員で話し合えば済む話になります。
上司関係の悩みの多くは、突き詰めると「なぜ自分だけが…」というところに行きつきます。これは、立派な比較の悩みですよね。
つまり、比較をやめれば、人間関係の悩みのほとんど、97%くらいは消えてしまうということになります!
比較グセをなくす一番良い方法
では、どうすれば比較グセをなくすことができるのでしょうか。ここからは私が実際にやってみて、最も簡単でラクだった方法をご紹介します。
ズバリ…
素直に負けを認める
です(笑)いかがですか? 今ちょっと、ラクになりませんでしたか?
実は誰かに嫉妬したり、劣等感を抱いたりした時点で「比較の勝負」の中では負けているのです。悩みにつながる嫉妬や劣等感は、負けを認めたくないから生まれてしまいます。

人はなかなか自分の非を認めたくない生き物です。負けず嫌いな面も少なからず持っているでしょう。
そんな一面を消す必要はありません。ただ、使い方が間違っています。
負けず嫌いの対象を相手から自分に変えましょう。
負けを認められない自分に打ち勝つのです。負けを認めて冷静になれると「なぜ自分だけが…」の答えは、簡単に見つかります。
“負けの美学”から見えてくるもの
自分の負けを素直に認められたら、悩んでいたことがウソみたいに現実をシンプルに見ることができます。

“負けの美学”において大切なことは、倫理観や道徳観などは捨て去ることです。
能力や実績において、相手に劣ることが明確な場合は素直に負けを受け入れやすいですよね。
厄介なのはあなたの方が優秀なのに認められない…のような理不尽なケースです。
例えば仕事の業績、実績、経験、すべてにおいてあなたの方が勝っているとします。しかし、自分よりも明らかに劣っている人の方が、上司にかわいがられているケース。
これは「悔しい」と思っちゃいますよね。
常識的にはあなたの方が認められて、出世していて良いはずです。あなたは負けを認められず「なぜだ…」の苦しみの中をグルグルさまようことになるでしょう。
ところが、負けを素直に認められたら上記のようなケースにも、実にシンプルな「なぜだ…」への答えが見つかります。
すなわち、
業績、実績、経験をさしおいても、上司にとってはあなたよりも相手の方がカワイイわけです。
個人的な好みかもしれませんし、えこひいきなのかもしれません。だから常識的、倫理的には筋が通らないかもしれません。
ただ、その上司に気に入られる勝負においては、あなたは明確に負けているのです。
比較で悩む人の多くは負けを認められないために、シンプルかつ一番肝心なこの答えを見つけられない、あるいは無視したままでいます。
悩みが消えるまでもう少し
負けを認めて、比較の悩みへのシンプルな答えを見つけられたら、悩みが消えるまであと一歩です。
ちなみに私、フリーランス猫は現在人間関係の悩みはゼロです(猫だからというのは、置いておいて 笑)。

悩みを消すには、見つけられた答えに合わせて自分を変えるか、諦めるかです。
前項で言うならば、理不尽な上司仕様の自分になって、業績や経験関係なく、上司に好かれるよう努力するか。あるいは、さっさとその職場を離れるかです。
会社を辞めること、職場を離れることに抵抗を覚える人も多いでしょう。でも、大丈夫です。仕事は山ほどありますし、あなたは乗る船を間違えただけです。
実績を上げているのに認められない、というのは、あなたはよほどその会社に求められていないわけです。だからといって凹む必要はありません。
求められない会社にいつづけて、認められない日々に悶々とするのではなく、あなたを大切にしてくれる場所を探しましょう。その場所は必ずあります。
見つからなければ私のようにフリーランスになっても良いでしょう。人間関係の悩みはあっというまになくなります。
他人に負けても、自分に負けないこと
「負けを認めること」と言うと、努力まで否定するような拡大解釈ができてしまいます。しかし、そうではありません。
ここまで話してきた内容のテーマはあくまでも、他人との比較をなくす方法です。そのための手段として「さっさと負けを認めましょう」というのを紹介したに過ぎません。

私、フリーランス猫は今一生懸命この記事を書いています。
でも、世の中には他にもあなたの悩みを解決してくれるような本や動画、セミナーなど、たくさんのサービス、あるいはコーチングのプロが存在します。
多くの人の心を掴むそれらのサービスと、猫が書いたこの記事を比較したとき、私の主張は遥かに劣っているかもしれません。
それでも私はかまわないと思っています。なぜなら私は、他のサービスを打ち負かすために、この記事を書いているわけではないからです。
たまたまこの記事に行き着いた人、フリーランス猫を知って記事を読もうと思ってくださった方々の心が少しでもラクになれば…という目的で書いています。その気持ちは誰にも負けません。
だからこそ、私はブログを書き続けることができます。もしも誰かと比較をしていたら、あっという間に更新が止まっていることでしょう。
(もちろん、もっと良い記事が書けるよう努力は続けていきますよ!)
最後に…
向上心を否定するつもりはありません。他人への負けず嫌いの精神で、勝負を挑み続けられる人は、それでも良いと思います。
今回は、比較にちょっと疲れた人、競争に疲れた人へ向けて、心がラクになる方法をご紹介しただけです。
最後に、私が最近よく考えていることをひとつ… 皆さんもぜひ考えてみてください。
子供たちに野球を教える人は、プロ野球選手じゃなければいけませんか?
草野球程度の経験しかないけれど、一生懸命子供たちに野球を教える「近所のおじさん」がいても良くないですか?
野球の教え方を比較すればプロと素人で天と地の差があると思います。
でも、プロ野球選手と、この近所のおじさんを比較して、どちらがエラいかなどを議論するのはナンセンスではないでしょうか?
誰かと比較をしていたら切りがありません。それよりももっと大切なこと、きっとあるんじゃないかナァと思う、フリーランス猫でした(^ω^)

あなたがあの子に負けてると思っても、
私はあの子よりあなたの方が大好きだナァ!
それでは、またナァ!