
吾輩はフリーランス猫である。仕事はまだ、それほどない。
この社会を自由に生きられる方法を拾い集めている真っ最中である。

かの天才物理学者、アルベルト・アインシュタインはこう言いました。
「天才とは努力する凡才のことである」
生粋の凡才であるフリーランス猫はこの名言に対し、こう答えました。

…え? ごめん聞いてなかったナァ!
今ずっとちゅ〜るのこと考えてたナァ!
努力できる人って本当にすごいですよね。自由気ままなフリーランス猫は、何かに一生懸命になろうとしても、すぐに別のことを考えたりしちゃいます。
そうつまり、集中力がないんです。

誰だって努力さえできれば、ある程度のことはできるようになるはずです。

やればできる… 本気になればできる…!
と、言いつつ全然やらないし、本気になれない…。その原因は努力に必要な集中力が足りていないからかもしれません。
今回はこんな私でも効果抜群だった、集中力を高める方法について解説します!
集中力のない人なんていない
かつての私のように「自分には集中力がない」と、コンプレックスを抱いている人もいることでしょう。しかし、そんな自分を一方的に責めるのはちょっと待ってください。
その集中力のなさ、本当にあなたが原因でしょうか?
例えばどんなに集中力に自信がある人でも、猫が隣でずーっとペロペロ毛づくろいをしていたら気が散るはずです。 まぁ、猫好きな人だと平気かもしれませんね…。では、もしも…
めちゃくちゃ集中して作業をしているときに、隣の猫が急に2本足で立って「ワン!」と鳴いたら、
集中力どころじゃないはずです!
このように集中力は環境の変化によって、あっという間に途切れるものです。そんなに強固なものではありません。
心理学や脳科学では「集中力」という概念に疑問を持つ専門家もいます。なぜなら「集中力がない」と主張する人も、別の何かのことは考えているからです。
試験勉強をしなければならないのに、机でついつい漫画ばかり読んでいる。こういう人を一般的に「集中力がない」と言いがちです。しかし、見方を変えれば漫画の方に集中しているとも言えます。
力の使い方の問題であり、集中力を持たない人はいない! そう言っても過言ではなさそうです。
集中力を正しく理解する
集中力を作り出しているのは脳の「前頭葉」の部分です。

前頭葉は思考や感情、自我や意思などを生み出すところで、他の動物に比べて人間はここが発達しています。人間を人間らしくさせている部分とも言えるでしょう。
ちなみに前頭葉は常にフル活用できるわけではありません。スマホの充電のように活動量には限界があり、使うほど徐々にパワーは落ちてきます。集中力を延々と持続することは、誰にもできません。
さて今現在、前頭葉に100%の力があると仮定して、集中力がない人とある人の例を見てみましょう。
集中力がない人は100%の力を、Aのことに10%、Bのことに10%、Cのことに10%…のように小分けして使います。集中力のない人が注意散漫だと言われがちな理由です。
一方、集中力が高い人は100%の力を、Aのことのみに100%使うことができます。
使っている力はどちらも同じ100%ですよね。パワーは同じ、ただ使い方が異なっているだけなのです。
つまり集中力がないと自覚する人でも、散らばっている思考を一点にかき集めることができれば、簡単に高い集中力を発揮できる人になれるわけです。

集中力は意図的に作り出せる
実は集中力は自分で作り出すことができます。前頭葉から「やる気ホルモン」とも言われるホルモン(甲状腺刺激ホルモン放出ホルモン)を意図的に分泌できるからです。その方法はズバリ
集中力に集中する
です。ちょっとややこしく感じるかもしれませんが、ここで簡単な実験をやってみましょう。
上記図で前頭葉の部分を確認し、自分の頭のどの辺に当たるかに意識を向けてみてください。認識できたら、その部分で今まさに「集中力が作られている」ということを感じてみましょう。
分かりにくいという人は、小さな光が自分の前頭葉にどんどん集まってくるような映像を想像をしてみてください。さぁ今、あなたの集中力はものすごい勢いで高まっています。この記事を読む力が、みるみる増しています。そしてついに…覚醒!!!

いかがだったでしょうか? 少し集中力が上がった気がしませんか?
このように、
集中することに集中すると集中力が上がります(笑)
よく学習塾などでは「集中」という文字が壁に張られています。これは脳科学的にも理にかなった方法だそうです。集中を意識することで、実際に集中できるようになるからです。
集中したいときはまず、集中力を高めている自分を想像してみてください。
集中力の圧倒的な高め方
集中しようと意識すれば、集中力は増していきます。ただ、気が散る存在が目に映ったり、雑念が入ったりするとその力が半減することに。惑わされず、その集中力を圧倒的に高める方法を紹介します。
集中を妨げる原因を追求して、敵を知る
集中できないと嘆く人は多いですが、都度その原因を追求する人はあまりいません。しかし、物事は客観的に見て分析すると、解決の糸口が見えてくるものです。
集中できないと感じるとき、自分がどんなことに意識が向いているのかを分析してみましょう。
☑集中力を奪う代表的な例
現代人の集中力を奪うモノ、代表的なのはスマホです。作業中についついスマホを見てしまうと、集中力を奪われてしまいます。最初はスマホの存在に気を取られただけかもしれません。しかし、一旦画面を開いてしまうとそこには様々な情報が入ってきます。
前章を思い出してください。興味の対象が増えるほど、1つの作業に向むける力は薄れていくのです。
スマホは集中力を妨げる、最大の敵だと覚えておいてください。
他にもテレビや漫画など、あなたの集中力を奪うものを明確にしていきましょう。そして、それらを頭の中にインプットさせます。できれば隠したり、処分できれば良いのですが、難しければ認識するだけでもかまいません。
敵を知ることができれば、たとえ視界に入っても「気を取られてはいけない」という自制心が働きます。
心理学を活用して、スマホを味方にする
スマホは最大の敵であると先ほど述べましたが、逆に利用するという手もあります。集中力を高める心理学を利用したテクニックに、スマホを活用するのです。
☑集中力に応用できる心理学
集中力は作業の終了間近、休憩間近になると高まるという性質があります。人間の心理はゴールが見えると、あらゆる力を発揮するようにできているからです。
例えば、登山をしている途中「もう歩けない…」と思うくらいに辛かったとしましょう。それでも少し先にゴールの頂上が見えたら、人は疲れを忘れてゴールまで歩けてしまうのです。
集中力も同じです。つまり、作業をするときは必ずゴールを決めることが大切になります。長時間の作業をするときは、こまめに小さなゴールを設定しましょう。
例えば20分集中したら5分休憩する、というようにします。そうすると15分程で集中力が切れてきたとしても「あと5分」と思えば頑張れるのです。
このテクニックに、スマホも活用してみましょう。スマホのタイマー機能を使います。自分が定めたゴールの時間を設定し、カウントダウンを開始。その画面は閉じないようにしてください。途中、気を取られてスマホを開いたとしても、画面ではカウントダウンが行われています。
「あと○分、集中して作業ができたら休憩だ! 」と思えたら、作業に戻りやすくなります。

表情を決めて、天才的頭脳を持った人を演じる
集中力を発揮するには、表情がとても重要です。意外でしょうか? 脳が働こうとしないときは、ぜひ表情を作って形から入ってみてください。これは、ものすごい効果を発揮します。
☑表情と感情の関係性
表情とは不思議なものです。よかったら今、満面の笑顔を作ってみてください。
目の前に楽しいことがなかったとしても、笑顔を作れば楽しい気持ちになりませんか? 逆に悲しい表情を作ると、嫌なことを思い出したりして、気分が沈むものです。
このように表情を作ると、それに合わせた感情が後からついてきます。これは集中力にも応用可能です。
集中が難しそうな状況であっても、表情をキリッとさせて目に力を入れます。姿勢を正して自分なりの天才的頭脳を持った人を演じてみましょう。顔を作って、集中しているフリをするのです。

最初は違和感がありますが、演じながらでも作業をすすめるうちに、本当に集中できるようになってきます。
あなたもきっと、天才になれる
いかがでしたか? どれも今すぐ簡単にできるテクニックだったと思います。
一番大切なのは、余計な興味や関心の対象を減らすこと。
これは世界に名を残す、多くの天才たちも行っていることです。例えばアップル創業者のスティーブ・ジョブズは常に同じ服を着ていました。これは、仕事に集中するためにファッションへの興味を排除したと考えられています。
他にも、食事に興味がないという天才もけっこういます。例外もありますが、天才的頭脳を持っている人は総じて痩せている人が多いですw
フリーランス猫はファッションも食事も大好きです。彼らのようになりたいと強く思うことはありません。ただし、集中しないといけないときは一時的に天才スニャーブ・ニャブズを降臨させて演じます(キリッ)
皆さんも無敵の集中力を手に入れて、充実した人生を手に入れましょう!

それでは、またナァ!
