予言の映画!? コロナウイルスを的中させたと話題の「コンテイジョン」を見てみた感想(ネタバレなし)

作品レビュー
フリーランス猫
フリーランス猫

吾輩はフリーランス猫である。仕事はまだ、それほどない。この社会を自由に生きられる方法を拾い集めている真っ最中である。

映画が人生に与える影響は計り知れません。

スター・ウォーズのようなSF映画を見てNASAの職員になった人、悪と闘うアクション映画を見て警察官を志した人など… 人の人生を変えてしまう映画はたくさんあります。

人に影響を及ぼす映画は、時に社会現象に発展することも。ただ、そのほとんどは公開直後に大ヒットした作品です。

ところが2020年の現在、9年前の2011年に制作されたある映画が静かに話題をよんでいます。公開された年にそれほど注目を集めていたわけではありません。それがこちら↓

映画「コンテイジョン」です。

この映画は、まるで2020年のコロナウイルス問題を予言していたかのような内容となっています。フリーランス猫がこの目でしっかりチェックしてきました!

ネタバレなしで感想を書いていきたいと思います!

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冒頭数秒間の衝撃

私はこの映画を友人猫と一緒に見たのですが、映画が始まってすぐに鳥肌が立ちました。

友人猫
友人猫

わ…これ…

フリーランス猫
フリーランス猫

ナナナ!…こ、これは…

映画の内容的に「当然の演出」といえばそれまでです。ただ、2020年の今がこういう状況であるからこそ、冒頭数秒間の始まり方にゾッとしました。

ここで視聴者は、完全にハートを掴まれることになるでしょう。ただの映画の始まりではなく、今世界に蔓延しているコロナウイルスの始まりを見せられているような気持ちになります。

そして静かに転がりだすストーリー展開、次から次に増えていく患者数。私たちはまだ、コロナウイルスが身近でなかった頃の平和だった日々を思い出すに違いありません。

ウイルス問題をカテゴリ分けできる

2020年現在、コロナウイルスを取り巻く問題はウイルスの驚異だけにとどまりません。経済の悪化、買い占めによる物流の不足、外出自粛が引き金の家庭内トラブルなども起きています。

映画「コンテイジョン」は、パンデミックによって起こりうるあらゆる問題を、シーン別にカテゴリ分けして見ることができます。

原因は小さなウイルスです。しかし、そこから派生する問題は、様々な形になって人類に襲いかかります。

2020年がこのような状況である今、それぞれのシーンをただのフィクションと捉えることは難しく、リアリティを持った恐怖として私たちの目を釘付けにします。

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私たちが学ぶべきは「人間の愚かさ」

この映画のタイトルは「コンテイジョン」ですが、私はキャッチフレーズの方に目を奪われました。

―【恐怖】は、ウイルスよりはやく感染する―

映画を見終わったとき、改めて自分が何を感じたのか? 率直な感想はどんなだったかを考えてみました。

出てきた答えはウイルスへの恐怖ではありませんでした。

もちろんパンデミックという現象そのものは、強いインパクトを残しています。

しかし、それよりも【恐怖】を目の前にしたときの人々の行動、我先に抜け駆けしようとする精神に、救いようのない絶望を覚えました。

そこには人としての道徳の欠片もありませんでした。

頼みの綱の政府や機関も権力の欲にまみれ、平等とは何かを考えさせられるストーリー展開になっています。

この映画が公開されたのは2011年。私たち日本人にとっては忘れられない、あの東日本大震災が起きた年です。

救援物資をきちんと整列し、並んで手にしようとする被災地の方々が世界で称賛される一方で、強盗や空き巣、詐欺などの事件もありました。

コロナウイルスに便乗した詐欺も、実際に起きています。

ウイルスよりもさらに実態のない【恐怖】という感情が一気に広まったとき、人はどこまで冷静でいられるのでしょうか。

今こういうときだからこそ、ひとりひとりが偽らずに自分や家族、そして地域のコミュニティーと向き合ってみるのも良いかもしれません。

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予言の映画とは何か

コロナウイルスを予言し、的中させた映画として「コンテイジョン」は注目されています。しかし、本当にこの映画の監督に予知能力があったのかどうかは分かりません。

考えてみれば「コンテイジョン」のようなディザスター映画と呼ばれるものは、そのどれもが予言映画になり得る作品であるはずです。

巨大な生き物が突如現れて都市を襲えば「ゴジラ」も予言映画になるでしょう。その可能性はいつだってゼロではありません。

地球には頻繁に小型の隕石が落ちています。いつ巨大な隕石が衝突するかは分かりません。地球滅亡をテーマにした映画もたくさんあります。

もちろん、各映画は娯楽の要素も含んでいます。

見終わった際に、ドキドキした、ハラハラした、面白かった、という感想で終わっても、まったく問題はないでしょう。

しかし、今回の「コンテイジョン」は2020年の現在になって見てみると、とても娯楽映画として捉えることはできませんでした。

おそらく公開直後であれば、ディザスター映画なりの王道な楽しみ方をできた作品だと思います。

つまり、私たちの想像から生まれる作品は、現実のあり方によって楽しめたり、そうでなかったりするということです。

これからもたくさんの映画が公開されることでしょう。スクリーンの出来事が「いつか現実に起きるかもしれない」と、頭の片隅で意識しておけば、少し違った見方ができるかもしれません。

そうして学んだことの中から、私たちに足りていないこと、危機管理について家族と話し合ってみるのも良いと思います。

映画「コンテイジョン」は、私たち人類を戒める作品になっているかもしれません。

リスクを負って働いてくださっている皆様へ

映画「コンテイジョン」では、人間の愚かさが数多く描かれていました。

しかし、一方で患者と向き合い、ウイルスと闘う医療従事者たちの奮闘もありました。増え続ける患者、足りない人手の中でいかに命を選択していくか。とても重い内容でした。

医療崩壊の可能性が懸念され、報道されている現在。医療従事者の皆様への感謝は言葉だけでは伝えきれないほどです。

自身の身の危険も顧みず、まさに現場で闘ってくださっている皆様に頭が下がります。

また、医療従事者だけでなく、ライフラインに関係する仕事をしている方々も、休みなく働いてくださっています。

人間の愚かさは恐怖ですが、人間の優しさや強さや責任感は希望です。コロナウイルスが希望によって、解決されることを祈っています。

映画「コンテイジョン」、よかったらご覧になってみてください!

フリーランス猫
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それでは、またナァ!

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