
やぁやぁフリーランスの犬のオンオンだオン!
今日はナンナンに変わってオンオンが記事を書くオ〜ン♪
みなさん『福岡国際マラソン2020』は見たかオン?
オンオンは柴犬だから、よくみんなに「走るのが好き」って思われがち。
有名な歌にも出てくるオンね!
“犬はよろこび〜 庭駆け回り〜”って。
これほんっと、ふざけんなだオン。
オンオンも犬だから散歩はするけれども、できれば
電動キックボードで散歩したいくらいだオン!

それくらい歩くのも走るのも嫌いなオンオンだから、マラソン選手には最大級の尊敬の念を抱くオン。
マラソン選手と骨ガムを考えた人は偉大だオン!
サイラス・キンゴリ選手の魅力
マラソン選手に敬意を払うとはいえ、オンオンはこれまでそれほどマラソンに興味があるわけではなかったんだオン。
ところが福岡国際マラソン2020で、オンオンの心を鷲掴みにした選手に出会ったんだオン。その名も
サイラス・キンゴリ選手(ケニア人)
オンオンは絵があまり得意ではないけど、ちょっとどんな選手か描いてみるオン。

こんな感じの、とっても人の良さそうな選手なんだオン。
さて、キンゴリ選手のどこにオンオンが惹かれたのかというと、まずはなんといっても
給水がヘタ!!
過酷なコースで長距離を走り抜くフルマラソン。選手にとって給水は勝負の行方を左右するとっても大切なことだオン。
ところがキンゴリ選手、給水所に差し掛かる度に
(悪気なく)他の選手という選手にぶつかりまくり!
挙句の果てに、自分もボトルを取れずに失敗!
さらに
それを2回も繰り返す所業!
それでも尚、平然と
トップ集団に
居続ける超人さ
悪気はないにせよ、さんざん他の選手の邪魔になってしまい、迷惑もかけているにも関わらず、キンゴリ選手はずっとトップ集団の中を走り続けたのです。
少年野球みたいなプレーをしているのに、実力はプロ!
単純にすごいオン!
ここで解説者がキンゴリ選手について語ります。なんとキンゴリ選手、公式なマラソン大会出場は初めてだそう。しかも一般選手枠での出場とのこと!
初出場ならば給水がヘタでも納得できます。それでも初出場でトップ集団に終盤まで並んでいるのはすごいことです!
この時点でオンオンは完全にキンゴリ選手の魅力に惹かれてしまいました。でも、キンゴリ選手の本領発揮は、まだまだこれからだったのです!
キンゴリ選手、いい人だった! そして…
さて、レースは終盤に差し掛かろうとしています。
ここで再びやってきました! キンゴリ選手の最大の難関
そう、給水所です!
オンオンは祈る気持ちで見ています。今度こそ、今度こそ成功しますように!!
懸命に走り続けるサイラス・キンゴリ選手! そしてついに、その時が来ました!
奪 取 成 功!
オンオンはガッツポーズしました! レースに勝ったわけでもないのに!!
よくやったオ〜ン! キンゴリ選手〜!
君はまず、メダルより給水ボトルを取ることが大事だオン!
オンオンは拍手を贈りました。と、そのときです!
なんと別のトラブルが起こったのです! キンゴリ選手の隣を走っていた日本人選手が給水ボトルを取るのに失敗してしまったのです。
オンオンがキンゴリ選手だったらこう思います。
「だろ〜〜、給水って難しいよね。へっへっへ、ざまぁみろ!」
ところが次の瞬間、オンオンはそんな自分に最大の嫌悪感を抱くことになります。
なんとキンゴリ選手が、ボトルを取りそこねたライバル選手に、自分のボトルを分けて上げたのです!!
なんという
スポーツマンシップ!
お互いが万全な状態でなければ、勝負にはならない。水がほしいなら、たとえ敵でも分け与えよう。
もはや武士道にも通ずる精神です。さっきまでさんざん迷惑かけていたのに、礼を言う日本人選手に爽やかな笑顔で手を上げ答えるドヤ顔のキンゴリ選手! 最高です!
この時点で、オンオンは完全にサイラス・キンゴリ選手のファンです。
もう何があっても、彼を応援するとオンオンは誓いました。国が違えど、人種が違えど、オンオンはキンゴリ選手に最後まで声援を贈り続けるオン!
そう、心に決めた時点で、いよいよレースは30km地点です。ペースメーカーが外れて、ランナー同士のガチの勝負がここから展開されます。
がんばれオン〜〜〜! キンゴリ〜〜〜〜!!!
オンオンが人目も憚らず、大きな声でエールを送ろうとしたそのときです。
サイラス・キンゴリ選手
突然のリタイア!
え〜〜〜〜〜〜!
急に姿を消しました! たぶん、立て続けの給水失敗で体力を失っていたんじゃないのかなぁ。突然のリタイア。突然、姿を消したキンゴリ選手。
でも、でも…この精神もつまりは、負けを認めたらジタバタせずに潔く散る!!
まさに、武士道!!
もう大好き!
オンオンはこれからも、サイラス・キンゴリ選手を応援し続けるオ〜ン!