
吾輩はフリーランス猫である。仕事はまだ、それほどない。この社会を自由に生きられる方法を拾い集めている真っ最中である。

突然ですが、プラセボ効果という言葉を聞いたことはありますか?
プラセボ効果:何の効果もない白い錠剤を「薬」と思って飲むと体調が回復するというもの
プラセボ効果という言葉を知らずともこのような不思議な現象を聞いたことがある方は多いと思います。
それではノセボ効果はご存知でしょうか?
ノセボ効果:何の効果もない白い錠剤を「毒」と言って飲ませると、最悪死に至るもの
どちらも人間の思い込みによって引き起こされる不思議な現象です。
今回は、「プラセボ効果」「ノセボ効果」についてお伝えし、人生を成功へと導く “思い込み”の賢い取り入れ方を紹介したいと思います。
呪いや毒薬と呼ばれる、ノセボ効果
死ぬかもしれないという恐怖がたくさんの人を殺してしまった事例を,オリバー・サックスが「見てしまう人びとー幻想の脳科学」の中で紹介している。サックスの本はもっと読まれるべきだと思う。 pic.twitter.com/EnxD6n6nw5
— こなみひでお (@konamih) December 27, 2017
(Twitterより引用)
1970年代、ラオスのモン族の難民がカリフォルニアに移住しました。
モン族の宗教は悪夢が命取りになるので、お祓いの儀式が必要なのですが、虐殺からの逃走と移動でお祓いができませんでした。
お祓いできなかった結果、1970年代末〜80年代初期に若くて健康なモン族約200人が、原因不明の突然死。
その後、モン族の難民はカリフォルニアの文化に同化し、古い信仰や習慣が衰退していきます。
結果として突然死はなくなりました。
ノセボ効果は、無害なものだとしても「毒・有害」と思ったものが、実際に害を引き起こす現象です。誤った「○○は体に悪い」という言説が被害を及ぼす可能性があることを証明しています。
呪いを信じていると、実際にそれが起こってしまうというのは大変興味深いです。
人の脳って不思議ですよね…
幼い頃に受けていたプラセボ効果、ノセボ効果

薬や毒、呪いは案外日常の中に潜んでいる、と私は思います。
それは誰かのちょっとした何気ない一言だったり、無意識な態度であったり。
家族や親しい友人が自分に対して発する言葉って、魔法みたいに響きますし…
実際に私も幼い頃に親に言われて、好きなことやモノが形成されてしまった自覚がたくさんあります、逆も然りです。
「フリーランス猫は絵が得意だね」→好きになったり得意になった
「フリーランス猫は球技が下手だね」→嫌いになったり苦手意識を持った
すごく単純ですけど本当こんな感じです。
良くも悪くもこれは一種の呪いだと思うのです。
幼い頃は、家族や友人、学校の先生以外に影響されるものがあまりありませんでした。
今の子どもたちは、インターネットを閲覧・操作できる環境であれば私のときの条件と違っているかもしれませんが…
周りの人が言った何気ない一言ですら、自分の中に吸収しやすい状況。
当時は何も思わなかったですが、書いててちょっと怖くなります。
子供は生まれてきた家庭、学校側で一方的に決められたクラス、限られた部活などにコミュニティがどうしても狭まりがちです。
「フリーランス猫は明るいね」
→明るい私!いつも元気でいよう!笑顔でいなくちゃ。
「フリーランス猫はぽっちゃりだね」
→ぽっちゃりキャラだからいっぱい食べなくちゃ(?)
言われたことを言われるままに振る舞おうとして、自分を演じてきたような気がします。
他者の言うことをすべてシャットダウンすることは不可能ですし、人格を形成していく上で、他者との関わりはかけがえのないものです。
ポジティブな要素であればどんどん他者の言葉を受け入れて、プラセボ効果のように、いい方向に利用するべきだと思います。ですがマイナスな要因になりそうであればぜんぶ聞こうとするのは辞めたほうがよさそうです。
人生で後悔していることの共通点=ノセボ効果による思い込みかも

これまでの人生で後悔していることがあるとしたら。
周りの意見やウワサを鵜呑みにして、自分の気持ちに蓋をして行動できなかったことばかりだと実感しました。
「ママ猫には反対されたけど、本当はピアニストになりたかった」
「イケメン猫に他に好きな猫がいるって噂で聞いたけどガセだった。イケメン猫のことが好きだって気持ちをちゃんと伝えておけばよかった」
「もう関わらないほうがいいよって言われたけど、絶交してしまった友人猫にあの時素直に謝ればよかった」
「上司猫にそれはちがうと思いますって意見を言えばよかった」
周りの意見に耳を傾けることはとても大事だし、そこから取り入れるべきことはたくさんあると思います。でも全部まるっと吸収して、本当に自分がやりたいことや願いを帳消しにするのはなんと残念なことか…。
可能性の芽を、無意識に摘み取ってしまいがちな状況は非常にもったいないです。
大人になったいまだからこそ、自分で判断

子供のころに受ける影響は今の自分の根幹にあるので、直したくても直せないことも未だにあります。
でも子供の頃とは違って大人になると、起きた出来事や出会った人のことは自分で判断できるので、自分にとって心地の良い関係や、理想とするお付き合いがしやすくなった気がします。
それがわかるようになってから、あまり周りに影響されず、できるだけ自己中でいようと思えるようになりました。こうして私はフリーランス猫の道を歩むようになった(のかもしれません)。
プラセボ効果を与える存在になりたい

周りに影響を与えたり、与えられることは当たり前。
他者と対話をしたり、複雑に反応しあいながら生きていくのですから。
自分が発した言葉や行動で、周りに少なからずも何らかの影響与えてしまうのならば…
プラセボ効果のような良い影響、プラスのエネルギーを働きかけてあげられる猫になりたいです。
これからの自分が心から「これがしたい!」と思えることが湧き出てきたら、周りからマイナスな意見を言われたとしても、翻弄されずに自分の熱い気持ちや希望は大切にして叶えてあげたいなと思います。
↓マイナスなこと言われてしょんぼりしてしまいそうなときは、この言葉をいつも口にしています。
あなたの夢を、そんなこと無理だっていう人いるでしょ。こう言い返してやりなさい。あなたには無理ね、でもわたしはできるの、あなたとわたしはちがうから、って。でも言ったからには夢をかなえなきゃいけないことも覚えておきなさいよ。でかい口たたくんだから。
— ムーミン谷のミィ (@mimuramii) March 4, 2017
毒も薬も自分の考え方や行動次第
プラセボ効果とノセボ効果というものがあることを覚えておくと、何にでも応用が利くのではないかと思うのです。
フリーランス猫が行っているプラセボ効果術
自分に言い聞かせる
「毎日5分、筋トレすれば、フリーランスとして、楽しく生きていける!」
「カワイイ猫と会えたから今日はラッキーな1日になる!」
「毎日、セブンのショコラテリーヌを食べたら超幸せになる!」
成功した自分を脳内でイメージしてみる
「うほ〜、筋トレしてバリバリ楽しく生きてる!」
「カワイイ猫に会えたから、宝くじ1億円当たったナァ!」
「ショコラテリーヌうめぇえええ!幸せナァ〜」
前向きな存在と一緒に過ごす
類は友を呼ぶ、とよく言います。
まさにプラセボ効果で、日頃から周りが前向きな人たちばかりであれば、自分の気持ちも前向きになりやすくなります。自分の身を置く環境を根本から見直すことも大事かもしれません。
明るい気分になれる場所に行く
好きなカフェ、好きな公園、好きなお店、など気分が上がるお店にいくと、わくわくたのしい気持ちになったり明るい気分になります。
気になる旅行先などに行くのもおすすめです。
フリーランス猫は上記の4つを常日頃繰り返しています。

フリーランス猫の自己プラセボ効果ナァ。毎日楽しいから多分効いているナァ。
まとめ
何事も、毒になるのか薬になるのかは、自分の考え方や行動次第。
強い心をもって前向きに解釈していれば、呪いも病気も跳ね返せるはず。
自分の気持ちや願いを大切に、周りの人の夢も尊重して、楽しく生きていけたら万々歳である(ΦωΦ)
みなさんが今、ぜったいに叶えたい夢があるならば、フリーランス猫は応援します。
一緒にがんばりましょうね。

それではまたナァ!