まるでSF映画!? 面白すぎる「植物の話」、生き残りをかけた最強の自己防衛システムとは!

おもしろ雑学
フリーランス猫
フリーランス猫

吾輩はフリーランス猫である。仕事はまだ、それほどない。
この社会を自由に生きられる方法を拾い集めている真っ最中である。

忙しい日々、暗いニュース、心がなんとなく疲れているなぁというとき、皆さんはどうしますか? 私は自然の多い所に行って、森林浴をします。

壮大な緑に囲まれると心が浄化されるよう。物言わぬ植物たちは、手も足も、耳も口も、脳さえもないのに、立派に生きていてすごいですよね。

古代ギリシャの哲学者アリストテレスは植物のことをこう表現したそうです。

哲学者アリストテレス
哲学者アリストテレス

植物とは『逆立ちした人間』である

植物は栄養補給をする口の部分が根、胴体が茎、人間の下半身の生殖器に当たる部分が上部に咲く花です。アリストテレスはこれを表現したわけですね。

つまり、私が癒やしを求めて歩く森の緑たちは、丸裸の人間たちが逆さまに土に埋まって、生殖器丸出し状態で並んでいる…

ナアアアァァァァ!

きょ、今日は「植物が癒やし? そんな甘い世界じゃない!」といったテーマですw

植物の面白すぎる話を紹介しますよー!(トラウマだナァ!)

その日、植物たちは思い出した…

森をのんびり歩く森林浴。私たちは「空気がおいしいナァ」などと、のんきなことを言います。しかし植物たちは、静かに壮絶な戦いを行っていたのです。

平和な森に

動物と同じように、植物も知られざるところで静かに進化を繰り返しています。

かつての平和な森。そこでのんびりと暮らす植物たち…。根も茎も葉も伸ばし放題。しかし、彼らはこの平和が幻想だったことを思い知らされます。植物を食い尽くそうとする「敵」の存在によって…。

奇襲! 奇襲! 昆虫襲来! 謎の病原菌襲来!

平和ボケをしていた植物たちは、成す術もありません。大人の葉だけでなく、生まれたばかりの若葉まで、無残にも食い尽くされてしまいました…。

命からがら生き延びた、残りの植物たちは復讐を誓います。そう、

「敵を絶対に、駆逐してやる」と…。

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数年後…

あの悲劇から長い月日が流れました。その間もしばしば敵の襲来があり、仲間たちは食い尽くされていきました。

植物たちは仲間の犠牲を絶対に無駄にはしないと誓います。

そしてついに、最強の自己防衛システムを作り上げたのです!

【難攻不落!?】植物が備える最強の自己防衛システム

・鉄壁のバリア! ワックス警備保障
・異常を即探知! 警報システム「エリシター」
・第一迎撃システム! 「オキシダティブバースト」
・物理兵器がダメなときは、化学兵器「毒」
・最終手段…自滅プログラム「アポトーシス!」

いかがですか? 面白そうでしょ?

最強防衛プログラム(イメージw)

知れば知るほど物言わぬ植物が、いかに優れた生命体なのかが分かります。それでは順番に見ていきましょう!

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鉄壁のバリア! ワックス警備保障

防衛において大切なことは、敵を殲滅させることではありません。まずは敵に襲われないようにすることです。無用な戦いは避けるに越したことはありません。

警備会社のステッカーを貼ったり、防犯カメラを設置することは、敵を攻撃するものではないですよね。植物たちも同じように、防犯システムを構築したのです。

まず、不用心だった葉の上をワックス状のものでコーティングしました。植物に水をあげると、染み込まずに葉の上ではじきますよね。これは病原菌の侵入を防ぐ警備セキュリティーだったのです。

さらに植物は葉のコーティングの下に抗菌物質も敷きました。容赦ありません。

しかもしかも、それをも破って侵入してくる敵に備えて、ワックス警備保障の防衛警備隊を常駐させたのです。

コーティングと抗菌物質はいわば、コンピューターセキュリティーです。それでも細胞壁を破って侵入してきた敵には、細胞内に常駐している防衛警備隊(細胞内物質)が立ちはだかります!

細胞内物質の彼らがバリケードとなって、敵の内部への侵入を防ぐのです!

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異常を即探知! 警報システム「エリシター」

さて、ワックス警備が水際で戦いを行っている間、内部がぼーっとしているわけにはいきません。万一に備えて戦闘態勢を整える必要があります。そのために大切なのが緊急警報システムです。

植物はこの警報システムを構築するのに、敵が分泌する武器を逆利用しました。敵の武器、それが「エリシター」です。

植物内の科学技術班は、敵が植物内へ侵入する際に使う「エリシター」という武器を分析しました。そして、エリシターが発射された瞬間、一斉に警報シグナルが鳴るシステムを開発したのです。

これにより、敵がエリシターを使用して侵入を試みると、植物内への入口となる「気孔」などが一斉に閉じるようになります。敵の侵入を防ぐため、城門が緊急に閉じるようなイメージです。

第一迎撃システム オキシダティブバースト!

あらゆる手段で侵入を防ごうとしても、相手も必死です。セキュリティーシステムを破って侵入してくるモノもいます。

そんなとき、これまで守り一辺だった植物がついに迎撃システムを作動させます。その名も

オキシダティブバースト

植物が光合成で酸素を作るのはご存知ですよね。おかげで私達は呼吸をしながら生きていけます。酸素は私達が生きるのに欠かせないものですが、一方で毒性も持っています

酸素はモノを酸化させる(サビつかせる)力を持っているのです。りんごの皮を剥いて置いておいたら茶色くなる、あの現象です。

植物は自らが作り出す酸素に、さらにサビ化要素を強めた成分を絡め、それを活性酸素として敵にお見舞いします。

この第一迎撃システムである活性酸素の名こそが「オキシダティブバースト」となります!

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物理兵器がダメなときは、化学兵器「毒」

第一迎撃システムも破ってくる、屈強な敵も存在します。活性酸素ミサイルという物理攻撃が通じない相手です。そんなとき、植物は奥の手として化学兵器を持ち出します。

この化学兵器はそれぞれの植物に在留する科学技術版が、独自の工夫を凝らして技術を高めてきました。

たとえば野菜のえぐみ。ホウレンソウなどは一度茹でるなどの下処理をしないと、えぐみが強くておいしくありません。このえぐみは「シュウ酸」といって、もともと害虫から身を守るための防衛システムだったのです。

タマネギの辛味成分「アリイン」も、実は敵を駆逐するための、化学兵器。

このアリインのすごいのは、なにも異常がないうちは辛味を発しないところ。害虫が身を食べようと表面の細胞を壊した瞬間、一気に辛味成分が分泌されるのです。

人間も、タマネギそのままでは何も感じないですよね。でも、切った瞬間に涙が出たりします。すりおろすと辛味が増すのもそのためです。

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最終手段… 自滅プログラム「アポトーシス」

実は敵となる昆虫や病原体の方も、植物の防衛システムを研究しています。さらなる抗体を身につけて、次々に侵入を試みてきます。

激しい戦いの末、残念ながら勝負に破れてしまう植物細胞内の防衛警備隊員も少なくありません。

日本の武士ならば敗北に潔く散るところでしょう。しかし、防衛警備隊員は最後の最後まで抵抗をやめません。自身の敗北が、植物体そのものを滅ぼすことになるかもしれないからです。

いよいよ敗北が濃厚になったとき、細胞内の防衛警備隊員は苦渋の決断を下します。自分の身を犠牲にして、敵もろとも消滅させる自滅プログラム「アポトーシス」を発動させるのです。

病原体のほとんどは、生きた細胞内でのみ生存が可能となります。そこで防衛警備隊員は、自分の属する細胞を自滅させるのです。細胞も死にますが、病原体も死ぬことになります。

「この城(植物体)に仕えて、幸せでした…。後を頼みます」

と、言い残すかどうかは不明ですが、そうやって敵もろともこの世を去り、植物体を守るのです。

植物の進化が人間に恩恵をもたらす

いかがでしたか? まさに壮大な戦い。もの言わぬ植物たちは騒々しさこそなくとも、このように常に進化を続けています。

この進化によって造られた植物の成分の中には、人間にとって非常に有効なものもたくさんあります。上記で紹介したタマネギの「アリイン」は、活力源になる栄養素としてサプリメントにもなっています。

また、美容製品のほとんどは、植物の防衛成分を抽出したものです。普段使う化粧品によって、アンチエイジングの恩恵に預かれるのは、植物のたゆまぬ努力のおかげでした。

森林浴をしていると、つい「緑はいいなぁ」などとつぶやきがち。しかし、実際は植物の方がのんきな人間を見て「人間はいいなぁ」と、思っているかもしれません。

それでも、自然からはパワーをもらえるので、私は森林浴が大好きですけどね。

フリーランス猫
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それでは、またナァ!

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